土木は屋外での作業も多く、身体的負担が大きい仕事です。ここでは、土木にパワーアシストスーツを導入するメリットや導入事例などについてまとめました。
建設現場での作業のほか、道路整備や河川工事なども行う土木作業者。パワーアシストスーツを導入するメリットとして、作業中の腰や筋肉への負担を軽減し、作業者の健康と安全を守る点が挙げられます。
土木作業は、土砂の運搬や土地の掘削、現場資材の運搬などを行うため、非常に作業者への負荷が大きい仕事です。スーツを導入することで、腰痛や肩こりといった作業中の健康問題の軽減だけでなく、従来よりも長時間の作業が可能になるため、作業効率の向上も期待できるでしょう。
軽量で違和感なく身につけられ、土木作業中でも動きやすいものであることが注目ポイント。
土木は動作が多く足場が悪い現場も多いため、軽量で動きやすいパワーアシストスーツを選ぶことで、快適に作業ができるでしょう。ベテラン職人でもすぐに装着できるよう、着脱しやすいものである点も大切です。
土木は、道路やトンネル、橋などインフラ建造物の建設現場も多く、災害時には復旧作業を担当することもあります。水につかったままや、塵が飛び交う中で作業するケースもあるため、パワーアシストスーツが防塵防水性だと安心できるでしょう。
また、交通量の多い道路建設などでは夜間に工事を行うことも。気温差が大きい中でも作業しやすいよう、外的要因に左右されず、使用環境温度が広いものを選ぶこともポイントです。
土木現場は作業内容によっては、土砂や石など重量物を運搬したり、長時間中腰で作業したりすることが多いため、必ず腰と背骨を保護するパワーアシストスーツである点が重要です。
不安定な姿勢で長時間作業をしていると、腰に大きな負荷を与えてしまい、悪化してしまう可能性も否めません。腰や背骨にかかる負担を軽くしてくれるパワーアシストスーツを選ぶと、作業者の健康に加え、安全も守れるでしょう。

トンネルで25kgのセメント袋を運搬する作業があるので、腰痛など身体的負担が大きかったそうです。また、新しい技術を導入することで、若手に技術を伝えたり、建設業のイメージをよいものにしたいと考えていました。パワーアシストスーツを導入した結果、作業後の痛みや疲れがかなり軽減され、腰が楽になったとのこと。スーツ自体が軽く着心地が良いため、装着時の違和感もなく、長時間の作業でも暑さや負担を感じなかったそうです。
モーター式のサポートジャケット「Ep+ROBO」です。金沢大学との共同研究により開発されました。左右のモーターが腰の角度に合わせてアシストします。電動でも薄型で、重量はわずか3.4kg。腰への負担軽減にくわえ、腰痛対策まで考慮されているアシストスーツです。着心地がよく、動きやすい点が魅力。斜めの動きも、中腰・前傾作業もスムーズに行えます。長時間の作業でも集中して作業を行えるでしょう。なお、ユーピーアールは電動以外のアシストスーツも取り扱っています。

業界特有の人手不足もあり、高齢の従業員に長く働いてもらうにはどうすればよいのかが長年の課題でした。パワーアシストスーツを導入した決め手は、現場にコンプレッサーを持ち込む必要がなく維持費がかからないこと、持ち運びやすく修理も簡単、カバーも洗濯できること。作業負担を大幅に軽減でき、作業者の健康を守れるようになりました。腰痛で通院している作業者からは、「以前は腰をかばって作業していたが、前傾姿勢での長時間作業も気にならなくなった」という嬉しい声をもらっているそうです。
東京理科大と共同開発した「マッスルスーツExo-Power」。背中のフレームを膨らませて使うタイプなので、軽量である点が魅力。ポンプで送り込む空気の量で、補助力の強弱を変更するシステムです。空気圧人工筋肉で体を守りながらも、最大補助力 27kgf でハードな現場をサポート。-30℃〜50℃までの環境で使用可能なので、屋外での作業にも適しています。パワフルでありながらも歩きやすいため、動きの多い現場でも安心して使えるでしょう。
まずは、無料試着体験ができるかどうかに注目しましょう。
パワーアシストスーツは正しく着用することで、その効果を最大限に発揮します。ベルトを装着する位置を間違ったり、何となく身体にフィットしなかったりすると、かえって作業効率を妨げてしまうリスクがあります。無料試着によって正しい装着方法を学び、作業者の健康を守ってください。
対応拠点が自社近くにあるメーカーかどうかもチェックするとよいでしょう。
拠点が近くにあれば、何かトラブルや問題が生じた際、迅速に対応してくれることに加え、実際に製品を自分の目で見て判断することが可能です。近くにあれば体験会にもすぐに参加できるので、正しい着用方法をいち早く学べることも利点と言えます。 自社に合ったパワーアシストスーツを選ぶためにも、拠点が近くにあるメーカーを選ぶことをおすすめします。
研究機関と共同してパワーアシストスーツを開発しているかも注目すべきポイント。
研究機関と共同開発することで、専門性の高い技術や知見を導入でき、確かな理論に基づいた製品を提供が可能になるからです。スーツをつくる技術を有するメーカーが研究機関と一緒に開発することで、高い相互作用が期待できるでしょう。
土木は、道路整備や河川工事など非常に作業者への負荷が大きい仕事です。パワーアシストスーツを導入することで、現場作業者の腰や筋肉への負担を減らし、健康を守ります。パワーアシストスーツは電動式やバネなどを利用したものなどさまざまな種類があるので、実際に試着したうえで適した製品を選ぶとよいでしょう。
パワーアシストスーツは、建築現場における作業者の身体的負担を軽減することで安全を守り、効率的な作業を実現します。このサイトでは、建設業向けにパワーアシストスーツを展開している会社をまとめました。それぞれの特徴をしっかりと理解し、自社に合った製品を選んでください。
国土交通省でも現場検証事例を掲載してくれていますが、実際に導入されたかどうかは別の話。
そこで、「各建設現場で導入された実績を持つ」信頼のおける3つの製品をピックアップ(※1)して紹介します。

フルハーネス併用可能で、足場現場への導入事例もあり。3社の製品中
一番薄型(※2)で作業の邪魔知らず。大学との共同研究“正しい姿勢を創り腰痛対策”する特許機能はメーカー唯一(※3)。

防塵防水性能IP56を誇る。
-30℃~50℃でも耐えられる耐久力&パッシブタイプなので細かい埃が入っても動作不良の心配なし。
事例のある3社の製品中一番軽量(※2)。

生体電位信号を読み取って5段階のモード切替で適切アシスト。
事例がある3社のアクティブタイプの中でも一番切り替え幅が大きい(※2)。資材工場部門への導入事例もあり。
【備考】
(※1)2024年5月30日時点、「パワーアシストスーツ 建設業」とGoogle検索でヒットした14のメーカーの内、建設業への導入事例がHPで掲載されていたのはこの3社のみでした。建設業の事例として写真掲載のみの場合は、本当の導入事例かどうか判別がつかなかったので対象外としています。
・(ユーピーアール)BB-FIT フルハーネスジョイントタイプ:足場を伴うような高所作業はフルハーネス着用が義務付けられています。3メーカーの中でも、フルハーネス着用のタイプで一番薄型で狭い場所や資材の多い場所でも邪魔にならないタイプ&足場工事の事例あったため「足場の狭い現場」向けにおすすめしています。
・(イノフィス)マッスルスーツExo-Power:3メーカーの製品の中でも、動作不良が起こりにくいパッシブタイプで、防水性能や耐久性が記載してあったため「土埃や気温差激しい現場」向けにおすすめしています。
・(CYBERDYNE)HAL-LB03-SSSJP:3メーカーのアクティブタイプの製品の中でも作業に合わせられる切り替え幅が一番多く、資材工場への導入事例があったので「老若男女が作業する資材工場」向けにおすすめしています。
(※2)2024年5月30日調査時点
(※3)2024年5月30日時点、「パワーアシストスーツ 建設業」とGoogle検索でヒットした14のメーカーの内、建設業への導入事例がHPで掲載されていた3社の中で唯一