パワーアシストスーツの価格相場について解説しています。数万円から100万円くらいまで価格帯が広いのですが、価格が違う理由についてもまとめました。
パワーアシストスーツは価格帯に幅があり、数万円から100万円ほどまでさまざまな製品があります。これは製品のタイプによって価格が大きく異なることが理由。
例えば、電動部分のあるアクティブタイプは数十万円~100万円が相場。一方、電気を使わないパッシブタイプは数万円から高くても数十万円。安価なもののほうが導入しやすくなりましたが、現場によってはアクティブタイプを導入したほうがいいケースもあります。
価格相場をチェックしつつ、導入する現場にはどれくらいのスペックや仕様が適しているのかよく検討しましょう。
建設作業に対応したパワーアシストスーツは、安いものでは3万円前後で販売されています。高価なものに比べると効果は限定的ですが、中腰姿勢での腰をサポートしたり、掘削作業などでの腕のアシストなどの機能があります。
数十万円のものになると、モーターを搭載してサポート力の大きなものになります。重いものの上げ下げが多かったり、ずっと中腰で作業するような環境に適しています。
建設現場の中でも特に負担の大きい現場では、100万円に近い金額のアクティブ型の導入を検討してもよいでしょう。値が張るので大企業などでの導入が中心ですが、作業員の確保、離職防止などの観点からも有用なものであることは間違いありません。
では、建設業で使われるパワーアシストスーツにはどんな特徴があるでしょうか。
建設業においては、特に腰のサポートが重要だとされています。資材などの上げ下げの動作が多かったり、機械が使えない環境での中腰での作業があったりと、腰を痛めることが多い建設業。多くの作業で腰のサポートが必要なので、腰を守り正しい姿勢を保持してくれる製品が導入されます。
高所作業では、ハーネスを着用して作業することになります。このハーネスが重くて邪魔に感じることがあるのですが、アシストスーツとフルハーネスが一体になっているものは負担を感じにくくなることがメリット。疲れやそれに伴う注意力の低下を防ぐ効果が期待できます。
建設業など、現場の特色に合わせたパワーアシストスーツについてまとめたページもご用意しました。それぞれの商品の価格も掲載しているので、製品選びに役立つと思います。現場の環境により適した製品を選ぶ参考にしていただければ幸いです。
パワーアシストスーツはそもそもどんな仕組みでからだの負担を軽減してくれるのでしょうか。
身体の負担は、作業中の姿勢で変わります。パワーアシストスーツを着用していると、正しい姿勢へ矯正し保持してくれるので、楽に作業できるようになるのです。また空気圧やゴムの反発力、モーターの力などで筋肉の働きをサポートしてくれるもの、同じ姿勢のキープをサポートしてくれるものなどもあります。
パワーアシストスーツの価格帯は幅広く、数万円から100万円までに及びます。ただ高額なものを選べばいいというわけではなく、現場の特色にあったものを選び、現場で日々使ってもらえることが重要なのです。数万円でも建設現場で効果を発揮し、作業員の負担を軽減してくれるものがあるので、導入する製品はじっくり検討するべきでしょう。
国土交通省でも現場検証事例を掲載してくれていますが、実際に導入されたかどうかは別の話。
そこで、「各建設現場で導入された実績を持つ」信頼のおける3つの製品をピックアップ(※1)して紹介します。

フルハーネス併用可能で、足場現場への導入事例もあり。3社の製品中
一番薄型(※2)で作業の邪魔知らず。大学との共同研究“正しい姿勢を創り腰痛対策”する特許機能はメーカー唯一(※3)。

防塵防水性能IP56を誇る。
-30℃~50℃でも耐えられる耐久力&パッシブタイプなので細かい埃が入っても動作不良の心配なし。
事例のある3社の製品中一番軽量(※2)。

生体電位信号を読み取って5段階のモード切替で適切アシスト。
事例がある3社のアクティブタイプの中でも一番切り替え幅が大きい(※2)。資材工場部門への導入事例もあり。
【備考】
(※1)2024年5月30日時点、「パワーアシストスーツ 建設業」とGoogle検索でヒットした14のメーカーの内、建設業への導入事例がHPで掲載されていたのはこの3社のみでした。建設業の事例として写真掲載のみの場合は、本当の導入事例かどうか判別がつかなかったので対象外としています。
・(ユーピーアール)BB-FIT フルハーネスジョイントタイプ:足場を伴うような高所作業はフルハーネス着用が義務付けられています。3メーカーの中でも、フルハーネス着用のタイプで一番薄型で狭い場所や資材の多い場所でも邪魔にならないタイプ&足場工事の事例あったため「足場の狭い現場」向けにおすすめしています。
・(イノフィス)マッスルスーツExo-Power:3メーカーの製品の中でも、動作不良が起こりにくいパッシブタイプで、防水性能や耐久性が記載してあったため「土埃や気温差激しい現場」向けにおすすめしています。
・(CYBERDYNE)HAL-LB03-SSSJP:3メーカーのアクティブタイプの製品の中でも作業に合わせられる切り替え幅が一番多く、資材工場への導入事例があったので「老若男女が作業する資材工場」向けにおすすめしています。
(※2)2024年5月30日調査時点
(※3)2024年5月30日時点、「パワーアシストスーツ 建設業」とGoogle検索でヒットした14のメーカーの内、建設業への導入事例がHPで掲載されていた3社の中で唯一