パワーアシストスーツを、現場に早く浸透させたい。しかし、なかなか受け入れてもらえないケースもあるようです。ここでは、アシストスーツの浸透率を高める方法をまとめました。ぜひ実行に移してみてください。
パワーアシストスーツを導入しても、着脱や動作の不便さを理由に、現場で利用が進まないケースも多々あるようです。
初めての機器なので、導入当初はなかなか受け入れてもらえないかもしれません。特にベテラン作業者の場合は、作業服の上からアシストスーツを装着するのに抵抗が大きい人もいるとのこと。導入後、順調に浸透率を高めるのは難しいと考えられます。
アシストスーツを導入する際には、導入によってもたらされる効果を、現場の作業者に十分に理解してもらうことが大切です。
特徴やメリットをいくら口で伝えたところで、実際に装着してみなければアシストスーツの良さは理解できません。ワークショップや体験会、現場でのデモンストレーションなど、実際に装着してアシストスーツの良さを体感できる機会を設置してください。自身の身体で体験することで、アシストスーツの魅力を直に感じてもらえるでしょう。
アシストスーツに関する作業者の要望に対し、スピーディに改善することで装着率の向上が期待できます。
装着して現場に出た作業者から、健康課題や違和感、機器に対する改善、改良してほしい部分などを実際に挙げてもらい、それらの要望を速やかに解決・改善することが、浸透率を高める重要な要素となります。
たとえば、「歩行時に違和感がある」「しゃがむとベルトにしめつけられる」といった課題をすぐに改善し、改良されたアシストスーツを装着してもらう。メーカーとの連携が大切になってきますが、できるかぎり作業者の要望に対応することが、アシストスーツの浸透率の向上を促すと言えるでしょう。
アシストスーツを導入する場合、装着することを考慮した労働環境をつくってください。
作業レイアウトや作業ライン、スペースの見直し、作業順序や作業配分の見直しなどを行い、アシストスーツを使いやすい環境に整えることが必要です。アシストスーツは、種類によっては少し厚手のものもあります。作業中にぶつかったりすることのないようレイアウトを考える、また、作業動線を短くするのも効果的です。
労働環境を整えることは、アシストスーツの浸透率を高める効果もあるのです。
熟練作業員の方は、「今まで重たいと感じていた鉄板でも、わりと軽く感じてスッと持ち上げられる。姿勢も良くなり、身体の疲れもあまり感じなくなった。HALがなかったら、仕事を長く続けるのは難しい」と、インタビューに答えています。
参照元:CYBERDYNE 公式YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=bk8Cwp1YPdA&t=1s
長時間セメント袋を上げたり下ろしたりという作業になるので、慣れるまではちょっと邪魔かなと感じるのですが、慣れてしまえば非常に腰が楽ということが効果だと思います。
参照元:ユーピーアール公式YouTube https://www.youtube.com/watch?v=7sZGS5Fevwo
このサイトでは、建設業向けにパワーアシストスーツを展開している会社についてまとめました。建設業への導入実績がある会社の中から、現場の特色ごとに合うアシストスーツをピックアップしている特集ページもあります。導入を検討する際に、ぜひお役立てください。
パワーアシストスーツを導入しても、浸透させるのは難しいと悩んでいる企業も多いようです。現場に浸透させるには、実際に作業者に体験してもらい、アシストスーツの良さや魅力を体感してもらうのがよいでしょう。また、作業者が感じたアシストスーツの課題を速やかに改善する、アシストスーツを使いやすいよう労働環境を整えることも、浸透率を高めるため有効に作用するようです。ぜひ実行に移してみてください。
国土交通省でも現場検証事例を掲載してくれていますが、実際に導入されたかどうかは別の話。
そこで、「各建設現場で導入された実績を持つ」信頼のおける3つの製品をピックアップ(※1)して紹介します。

フルハーネス併用可能で、足場現場への導入事例もあり。3社の製品中
一番薄型(※2)で作業の邪魔知らず。大学との共同研究“正しい姿勢を創り腰痛対策”する特許機能はメーカー唯一(※3)。

防塵防水性能IP56を誇る。
-30℃~50℃でも耐えられる耐久力&パッシブタイプなので細かい埃が入っても動作不良の心配なし。
事例のある3社の製品中一番軽量(※2)。

生体電位信号を読み取って5段階のモード切替で適切アシスト。
事例がある3社のアクティブタイプの中でも一番切り替え幅が大きい(※2)。資材工場部門への導入事例もあり。
【備考】
(※1)2024年5月30日時点、「パワーアシストスーツ 建設業」とGoogle検索でヒットした14のメーカーの内、建設業への導入事例がHPで掲載されていたのはこの3社のみでした。建設業の事例として写真掲載のみの場合は、本当の導入事例かどうか判別がつかなかったので対象外としています。
・(ユーピーアール)BB-FIT フルハーネスジョイントタイプ:足場を伴うような高所作業はフルハーネス着用が義務付けられています。3メーカーの中でも、フルハーネス着用のタイプで一番薄型で狭い場所や資材の多い場所でも邪魔にならないタイプ&足場工事の事例あったため「足場の狭い現場」向けにおすすめしています。
・(イノフィス)マッスルスーツExo-Power:3メーカーの製品の中でも、動作不良が起こりにくいパッシブタイプで、防水性能や耐久性が記載してあったため「土埃や気温差激しい現場」向けにおすすめしています。
・(CYBERDYNE)HAL-LB03-SSSJP:3メーカーのアクティブタイプの製品の中でも作業に合わせられる切り替え幅が一番多く、資材工場への導入事例があったので「老若男女が作業する資材工場」向けにおすすめしています。
(※2)2024年5月30日調査時点
(※3)2024年5月30日時点、「パワーアシストスーツ 建設業」とGoogle検索でヒットした14のメーカーの内、建設業への導入事例がHPで掲載されていた3社の中で唯一